スパーク終了お疲れ様でした!
おかげさまでウシワカ本は完売しましたので、このまま通販終了となります。ありがとうございました!
さーて再録作業もぼちぼち。
大神伝クリアしましたー。23時間ちょい。
モニャモニャ言いたいことは言ってスッキリしよう!ということで
雑感かいてみます。
カラシ多め。おでんだけに(ドヤ顔)
すごく……信者目線です……
大神伝が出たらうちでの扱いはどうしようかなーと思ってましたが、とりあえず擬人化のほうは今までどおり大神のみの設定でいきます。学パロ設定本気出して考えはじめたら小等部に子筆神たちを登場させるのは楽しいかもしれない(笑)
大神本編のサブキャラとして伝キャラ描くことはあるかもしれませんが、大神伝ストーリーをそのまま大神の続編として扱うことはしません。あくまで別スタッフが作ったパラレル作品ということで。
西安京メンバーと例のあの人とか、カグヤと例のあの人とかはオラちょっとわくわくしてきたぞ。
なんかなーなんというかなー。
部分部分は面白いのに、始終ノドに魚の小骨が引っかかった感じといいますか。
とりあえず感想まとめる前によかったとことよくなかったとこ箇条書きにしてみます。
<よかったところ>
・グラフィック:多少ポリゴン枠のままな部分もありましたが、DSなのに墨絵がんばった!ただカグラの髪は面積が多くて目立つのでちゃんとふち取って欲しかったかな。
・音楽:大神アレンジがたくさんあって嬉しい。
・システム:大神から引き継いだ部分が面白いのは前提ですが、アイテムショートカットの便利さや筆調べとタッチシステムの相性の良さは特筆すべきかと。ただ私は普段からペンタブ使いなのでとっさの持ち替えには慣れてますが、マウス派の方だと結構つらいのかな、と思います。PS2コントローラーもアレはアレで楽しかったので、どっちが良いかっていわれると選びづらい。相棒と協力してギミック解くの楽しかったです。派遣して引っ張ってもらうのはなるほどって思った。
・戦闘:「通常攻撃が効かない→筆調べ必須→墨必要→回復しない=墨足りねえ」が戦闘の難易度を上げる最大の要因でした(笑)あと回避反応が悪すぎて殆ど使えないのも要因…あっネガっちゃったすみません。
・筆神:土雛商品化待ってます(笑)極神の陰陽デザインと磁極のアイデアはおおっ!てなった。
・その他:薬師村。テイルズシリーズではお約束ですが(笑)やっぱ行く度に何か変化があるっていうのは楽しい。
<よくなかったところ>
・グラフィック:システム周りのイラストが浮いてる。キャラデザで吉村氏&島崎氏の作風を踏襲するなら、そのへんもイッスン(竹安氏)絵に合わせてほしかった。
・システム:ダッシュと二段ジャンプができないのつらい。ロード時間短縮のためかマップがぶつ切りなせいで、すぐ下に見える地面に降りられなかったりするのは地味にストレス。神州平原駆け巡れないこんな世の中じゃ。カメラ操作はできるものの、走りながら操作するのはほぼ無理&360度ではないのでないも同然。餌やりできない。穴掘れない。桜花しても頭なでてもらえない。寂しい。やっぱり桜斬れたけどもう二度と斬らない。
・筆神:大神のほうの筆神が始祖ってことだったらまだわかる。爆神子供いるし。でも全体を通して「代々アマテラスに仕える一族」という扱いになってるのがエエー(´`)分神ってそういうことかなー…?そんで極神が「一番古い筆神」って大言しちゃって「まあ…おでんスタッフ的にそういう設定なのね…」って無理矢理納得しようとした直後に、筆技解説画面で「新しく生まれた筆神」って解説されてどっちやねんズコー。ついでにアマテラスも、白野威とアマ公親子説に噴いた。えっあれは依代が違うだけの同じ存在では…?ちなみに凍神と弓神と幽神と蓮神と壁神は欠番です。あっでも一枠開いてるっぽいからもしかして私取りこぼしてる?
伝キャラ:デザインとかは好きなんだけど、ここにいわゆる「大神で語れなかった部分(おでんスタッフ談)」が集約してるのでエエーってなる台詞も多々。道真公は世界観に合わせてミチザネとかにしてほしかったかも。しかし天神様なのに月の民かー。あと何故サクヤちゃんの桃尻はダメで光源氏のベッドイン(不自然な動き付き)はよかったのか、小一時間CEROについて問い詰めたい。
シナリオ:魔法の言葉「俺が遊んだ大神はおでんスタッフが遊んだ大神と違かったんや!」
<雑感>
例えるなら光る玉を柄布ツギハギした風呂敷で包んだ感じ。
部分的にはオシャレだったりツギハギの隙間から光が漏れて綺麗だったり全体的にうっすら透けて明るかったりするんですが、
部分的にチープだったりツギハギが気になってしょうがなかったりうすらぼんやり煮え切らなかったり。
大神のテーマがどこから見ても玉のように同じ形だとすれば、
大神伝は見る方向によってバラバラに思えました。
たとえば人を助けるということ。
大神ではアマ公はポアっと何を考えているかよくわからず、その分人情に厚いイッスンが尻をたたき、筆技は人に見えないので「何かよくわからないけど助かった」となります。その場ではアマテラスへ直接の感謝の言葉はありませんが、行き場の無い感謝の気持ちは「こういうふうに巡り合わせてくれた神様」へと向けられ、信仰心に繋がります。天道太子としての使命から目をそらしつつも知らず知らずそういう方向へ動いていたイッスン、感謝されようと迫害されようと使命を果たすために動くアマテラス。「デコボココンビ」とは大きさの事だけでなく、お互いがお互いの足りない部分を補完しあうという、ぴったりなネーミングだったと思います。
対して人を助けるとき「困っている人は助けてあげなきゃ!」といい、と「すごい力が使えるんだな!ありがとう!」と直接お礼を言われ、それを相棒と一緒に「いいことをしたね!」と言い合うのが大神伝です。大神伝では信仰心を上げる必要がないので、人を助けることは相棒との絆を深めるきっかけイベントとして使われているわけです。チビ公の擬人化表現がアマ公より強い(喜怒哀楽がはっきりわかるうえ、相棒が言葉を理解してくれる)ので、より「チビ公もそう思ってる」感が出ています。
で、何が引っかかってるかというと、大神伝はあまりにも「表面的」にすぎるのではないか、ということ。確かに困っている人を助けることや、相手にはっきりお礼を言うのは大事なことです。対象年齢のよいこのみんなにも是非見習って欲しいところです。ですが、そこで完結してしまって、全体を貫く神謀とも言える壮大な何かがないのなら、それは果たして大神の続編である必要はあるのでしょうか。
チビ公にしても(良くも悪くも)感情的すぎて、神の子である設定がまったく生きていない気がします。生まれたばかりだからがちがちに使命に絡めとられてはいない、っていう解釈もできますが…。
ひとつひとつのイベントは面白いと言えるのですが、いかんせん繋ぎが適当すぎて、行き当たりばったり感とご都合主義が目立ちます。
相棒と言っていても唐突に出会って一イベントごとに交代してしまうので、なんかシナリオでそうなってるから感がぬぐえない。台詞もよくある言い回しすぎてテンプレ台本読んでる感が否めない。たまに言葉間違ってる。
「感情移入できるようにした」って言ってた割には、感情移入する前にぜーんぶ説明しちゃうので「ああ、そうなのね」で終わっちゃう。説明がないからこそキャラの気持ちになって想像=感情移入するんとちゃうん…。
ボスラッシュの私の真顔っぷりといったらなかった。
それと「あの時ああいってたけどほんとはこうなんだ!」とか「あの時解決してなかったこと解決しといたよ!」とか「あの裏では彼らの活躍があったんだ!」とか、大神とクロスする部分で毎度主張されるのがちょっと…特にオロチ戦の衝天七星、あれはチビ公が代行しちゃあかんやろ……。
過去編は「当時の彼らの力は少し足りませんでしたが、チビ公の助けによって見事解決したのです」みたいな描き方が多くてうぼあああ。
あとちょいちょい引っかかるところといったら、前述の古いのか新しいのかどっちかにしてほしい極神とか、100年前からいつでも戻れるワープとか、普通に考えてその設定は大神で言ってたのと違う的なとことこか。100年前の白野威がなんで氷室にいたのかもわからないし、どうやって祠に駆けつけたのかもわからない。
チビ公の出自は結局わからない。
<総括>
大神やった人(続編の経緯を知ってる人)なら面白い:面白くない=3:7、やってない人(続編の経緯を知らない人)なら7:3かなーと思いました。
つまり、システムはいい。でもシナリオがひっかかりすぎる。
システムのいい部分っていうのも大体もともと大神が持ってた部分で、タッチシステムとショートカット以外にこれ!といった目新しい部分はありません。餌やれなかったり穴掘れなかったり桜花でなでてもらえなかったりするのはDSに落とし込む上での犠牲ってことでなんとか諦めがつきます。
なので、素材をなんとか活かしたのがシステム、味付けをぜんぶマヨネーズにしちゃったのがシナリオって感じ。
結局のところ、大神の続編って銘打ったのが失敗だったんじゃないかなーと。チビ公をアマ公の子供としてじゃなく、新筆神みたいに光が溢れて生まれた新たな神ってことで自然発生させて、チビ公の神様としての成長譚みたいにすればもうちょっと素直に楽しめたかもしれない。キャラクターやイベントごとの展開は普通に楽しめたぶん、大神クロス部分で株下げしたのがもったいない気がします。
あと事前情報で損してるなーとも。もうちょっと製作に対してストイックに向き合ってる姿を見せてくれたら安心できそうなものなのに、どこかずれた情報ばかり出てくるもんで最終的には不安を通り越して達観しちゃったもの。「僕たちも大神大好きなんで!^^」って言ってばかりじゃなくてしっかり製作状況を見せてくれるのが一番のアピールですよ…。
私の評価はこんな感じですが、一度くらいはプレイしてみてもいいんじゃないでしょうか。きっと大神に対する気持ちを再確認できます(その姿勢はどうなの)はー神州平原を縦横無尽に駆け巡りたい。プレイしながらずっと大神やりたい大神やりたいって唱えてた。
あんまり前作は前作は言っててもしょうがないのでリセットして素直に楽しめたらよかったんですが、やればやるほど信者な自分がいました。
自分で遊ぶ分には好き勝手しておきながら何を言うって感じですが(笑)